帰って参りました
三泊で帰省して参りました。
まずは、桜島を。
そして、久しぶりに会う母は、夢で見た事が現実にあった事と信じていること以外は、いつもの普通に話せる母のままでした。私のことを忘れていることもなければ、じいやの事など、私の体調も気遣いを見せてくれました。
とはいえ、時々私には理解できない話をしたりもありましたが、良く笑う母に安らぎをも感じて
ただ、やはり身体機能は想像以上に衰え、まっすぐだった背中は腰折れ状態になり、一人で自力で立ち上がるのも、歩くのも難しく、生活の質は身体機能の低下から制限するしかない現実もありました。外出許可をいただいて妹と三人で実家に連れて帰り、私の作った筍ご飯、白和え、クラムチャウダー、だし巻き卵などなど、ペロリと食べてくれました。泊まれると思っていた母に、施設に帰ることを告げるのは胸が痛みましたが、母もすぐに気持ちを切り替えてくれて。
寝たきりになった方が、母も家族も楽かもしれないと思いつつも、この段階になるまでの数年間、少しずつ変わって行く母をしっかり受け止め、時には混乱もし、決断もして支え続けてくれている妹の孤独な中での戦いの日々を思い、感謝しかありませんでした。まだまだ続きますが、義姉の存在が妹だけにかかっていた重りを軽くしてくれ、二人三脚で対応できるようになり、ありがたく感じます。
母は満足ではないでしょうが、それでも幸せなのだと思うのです。そ思わせてくれる家族に感謝。
留守にするために用意した、たくさんの料理やじいやへの対応処方など、書き込んだ用紙をしっかり確認しながら、滞りなくやってくれた夫にも感謝です。
行く道は長く険しいけれど、時々、幸せな時間があって、悪いことばかりではない。
一歩ずつ、確実に別れへの道筋を歩んでいる母と家族ですが、今が愛おしく感じます。
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